肥後狂句

宇土小学校昭和50年3月卒業生特集

平成23年10月9日

わざわざ、叙勲受章お祝いに来てくれた5人。(やすらぎ荘)

中野                 井上

境屋    安田    鶴長    作守

宿泊所が良かったと喜んで頂いた。

やすらぎ荘の入り口にはコスモスが迎えてくれました。

加賀山君が製作した「想い出のCD写真集}

6年3組の写真を主に、数百点収録されている。貴重なCDである。有難う加賀山君。

当夜、話題の中に出てきた当時のRTA会長さんは「野口圭介氏」でした。「あゆみ」の中にありました。


平成22年8月28日(土) 宇土市 於 米屋旅館

上田紀久巳さんから頂く

 

 

35年前の教え子7人

訪ねてきてくれ感激

「私の住む深海町を・・」とありますが、実際は牛深町でした。

35年ぶりの再会

午後5時から9時まで当時の話題は

尽きることがありませんでした。

 


肥後狂句

 


 

      牛深市総合文化祭入賞作品 (天牛会)

平成 9年 第31回   公民館賞       嫁の来て  おふくろの味薄うなり

 
平成10年 第32回   牛深市賞       あっこいしょ 前から見たらおてもやん
 
平成11年 第33回   牛深市教育委員会賞  どぎゃんかい まあだ医者から許可の出ん
 
平成12年 第34回    牛深市賞        破れかぶれ 酒もタバコもやりばなし

 

平成17年 第39回  牛深市賞  まいっとき 退院まではこらえとこ

天草市への合併を期に「天牛会」を退会することにしました。天牛会の皆さん有難うございました。(深海魚)


「天牛会」について
  

 牛深市の肥後狂句の会を「天牛会(てんぎゅうかい)」と言う。その歴史は古く、県の肥後狂句の会に籍を置いた時期もあった。
 現在の会員数は14名で、毎月第2木曜日を例会日として19時30分から1時間半、牛深市総合センターに課題句を持ち寄ってお互いの選句で秀作・佳作を決め、秀作は牛深市の広報「うしぶか」の文芸欄に掲載されている。また、年末には、一年間の作品を集めた「作品集」を発行している。
 会員の中には、積極的に作句し熊日の「肥後狂句」欄に応募したり、またNHKの肥後メッセの「肥後狂句」に応募し入選している。


雅号「深海魚」について

 私の雅号「深海魚」(しんかいぎょ)は、私の住む町が「深海(ふかみ)町」であり、 鯛やブリやフグその他各種の魚が獲れ、 釣り客も多い町です。そこで、 「深海」に「魚」をつけて「深海魚」としました。 それにもう一つ訳があります。 それは「井の中の蛙大海を知らず」と言うことわざがありますが、「深海」(しんかい)に住む魚は、蛙と同じように頭の上に広大な明るい世界があることを知らない。このことと、 私の人生即ち、 四十一年間学校と言う狭い社会で生活を送り世に言う「世間知らず」であることを引っ掛けて「深海魚」としました。


 
深 海 魚 の 作 品

平成11年

嫁の来て おふくろの味薄うなり

苦も楽も 貴女と荷うた五十年

魚好き  アラはちゃっかり下げとらす

魚好き  ひと七日まで待ちきらん

魚好き  おれの生まれは猫年たい

やせ五体  そこまでやるかダイエット

やせ五体  ばってんすねは頼らるる

暖  冬  かかのミンクも出番なし

暖  冬  梅も早よから狂い咲き

無我夢中  ゴールテープは見えだった

無我夢中  何遍呼んでも空返事

肩ん凝って  気持ち良かよか打たせの湯

肩ん凝って  俺りが替わって話そわい

同窓会 会場まではシャバの人

同窓会 還暦迎え尚盛ん

同窓会 タイムトンネル抜けた宴

嘘   昼は妹夜は秘書

ううばんぎゃあ 姉と妹取り違え

ううばんぎゃあ 実印までも渡ァとる

腹一杯 媽の小言ももう飽いた

腹一杯 待たせておって中止げな

八方ふさがり それでも投げん頑固爺

八方ふさがり 電話無視する割烹着

あっこいしょ ゴール寸前きゃあ転び

あっこいしょ たったこしこばとび損ね

あっこいしょ 何べん引いてもミニティッシュ

あっこいしょ キーも財布も詰め込うだ

あっこいしょ 前から見たらおてもやん

 

 

 

 

 

注意尾

戻ろかい  箒の影の写っとる

戻ろかい  此処で舗装ノ途切れとる

ハイヤ祭り  嫁も姑もうずのなか

ランドセル  親の期待も詰め込うで

困ったもん  どっちの花見行こうかな

困ったもん  キーも財布も詰め込うだ

雨続き  部屋も廊下も干しきらん

雨続き  どこん田んぼも青畳

汗きゃァて  肌着ン背中ァひっ付いた

高齢化  ホームにも咲く恋の花 

浜んこら  裸で囲むバーベキュー

浜んこら  外国もんも流れ着き

お中元  配達さんに有難う

お中元  こりゃあ家からやった物

やぜらしか かぶか一匹耳ちい

やぜらしか はようおっぱ呼うでけえ

熱帯夜 Wカップに助けられ

夏ばて 土用のウナギも効かだった

うってつけ うちもバツ一子持ちです

残暑 まだまだ欲しかカキ氷

冷却期間 砂を噛むよな夕ご飯

ばさらしか 刺身にゃうろこへばり付き

天高く 横目で睨む目盛りかな

天高く またまた出たぞ二段腹

冬支度 電池換えんば点かんばい

 

 

 

 

 

 

 

   平成12年 
  鍋 料 理 媽が食う時や汁ばかり   受験生 最後はやっぱり神頼み
  鍋 料 理 湯気吹き分けてつつき合う  受験生 家族はみんなピーリピリ
  鍋 料 理 テレビの前で固唾呑む  飲ませ食わせ 本家の嫁は寝込ました
  梅もほころび コタツの番が出て行った  まだ寒い 桃も桜もこらえとる
  卒業まじか 花屋はバラで埋まっとる まだ寒い 灯油一缶願います
  卒業まじか 路上教習受けよらす  まだ寒い 背中の懐炉剥がされん
  泣かされて 財布の紐の緩うだつ  親離れ 便りの無かで大丈夫
  いっしょまっしょ 頭の痛かどら息子  親離れ 出水の鶴の北帰行
  いっしょまっしょ 狛犬さんは「あー」と「うん」  親離れ 卒業式に来んなちゅう
  いっしょまっしょ 禿げた頭は帽子掛け  酒盛り ここも出ましたハイヤ節
  新米さん 電話鳴るたび手が震え  やったい取ったい 歩ばかり動くへぼ将棋
  新米さん 生徒の中にうん溺くれ  やったい取ったい 仲人さんの思うごつ
  新米さん 注射する背に患者の眼  うっとおしか テレビに張り付く濡れ落ち葉
  大型連休 ゴミと排ガス撒き散らし  うっとおしか そん前髪は切らんかい
  大型連休 日本取り巻く車の輪  よか嫁御 姑と背中流し合い
  わからんじゃあ 付け届けなど効きゃせん  よか嫁御 おふくろの味受け継いで
  わからんじゃあ そこまで俺に言わするか  流しどん フル回転の乾燥機
  大安吉日 落ち葉マークにゃ用の無か  流しどん 洗濯物はカビ臭か
  でしゃばって 娘の婚期遅らする  日暮らしで 残り物でも炒めとこ
  でしゃばって まとまるもんもまとまらん  日暮らしで 家にゃ明かりも点いとらん
  冷やしそうめん 汁は醤油とお酢で良か   万歩計 着けとるだけじゃ痩せんばな

  ふと思うて 元栓締めぎゃ戻らした

  万歩計 夫婦の絆繋いどる
  うろたえて シャツのボタンは掛け違い  月に一度 市制便りが待ち長んか
  うろたえて 財布はレジに置いてきた  月に一度 頭脳悩ます狂句会
  汗びっしょり 慣れん仕事は捗いかん  月に一度 上がってしもて世話いらん
  汗びっしょり 路上検定終わらした  よんなっせ 酒も肴も揃うとる
  汗びっしょり パトに追われた夢だった  よんなっせ 相手ば欲しゃしとらすと
  活きのよさ 鉢の上でも動きよる  どぎゃんかい まあだ医者から許可の出ん
  活きのよさ 鉢に盛っても踊りよる   どぎゃんかい 肴は俺が釣ってきた
  活きのよさ 私のべろにしゅっちいた  ドジ 砂糖と塩が判らんか
  ぬったくって そるが入選しとったつ  良か塩梅ァ もちょっとバスの揺れんどか
  ぬったくって 媽はどけどま行くもねろ  みげらしか おっぱいはどけ行ったろか
  良か塩梅ァ 媽も姑も出かけとる  みげらしか お受験ちゅうは二才から

 

 

平成13年

   絶景絶景 見事に晴れた新世紀                 ほんなこつ 橋本知事も腹かくよ

   絶景絶景 世紀を占う初日の出                  眼に余る 新成人にゃ託されん

   声のする 庭の梅にもウグイスが                 眼に余る 成人式ァ何だろか

   頑として 初孫ばって抱かっさん                  2001年 名句が出るぞ深海魚

   やっとこせ 文芸欄に載せられた                 2001年 明けたばってん同じこつ

   やっとこせ 春もそこまで来たごたる               腕まくり 俺が今度は釣り上げる

   春爛漫 囀り方も堂に入り                     腕まくり 男女同権社会げな

   世 論 原潜までも動きゃあた                   腕まくり 媽の味に似とるばい

   世 論 アメリカにまで届いとる                   こら安か でも教養が邪魔をする

   見ちゃおれん 箸はこぎゃんに持つもんぞ             こら安か 恥外聞も投げ捨てち

   見ちゃおれん 孫からマウス押っ取られ              こら安か 早よ行かんばてタクシーで

   見ちゃおれん グルメ娘の橋遣い                  ことごとく 蹴ったくってて独り者

   嫌ですよ やっぱり金の方だった                  大型連休 うちとは縁の無かごたる

   嫌ですよ まあだこの手は酔うとらん                大型連休 お父さんには無関係

   止むを得ん ここらで投手代えとこう                じめじめする ストーブば焚けストーブば

 

   漁り火探検 みなの笑顔も火照っとる               盆帰り 故郷に我を待つ母もなし

   だんだんな ああっこちっとばかりじゃもね             盆帰り 成人式は晴れやかに

   胸借りて 横綱取って恩返し                     盆帰り 同窓会が待っとった 

   むぞがられ 他人の痛みは知らっさん               運動会 ここでもハイヤ育ちよる

   むぞがられ 媽はペットに押っ取られ                すきま風 まあだサッシにゃ換えんとか

    

   物足らん 隠し味の効いとらん                    すきま風 ママのマッチが出てきたの

   物足らん まあだ嫁には譲られん                  前途洋洋 産声上げた新世紀

   とつけもにゃァ 仏壇焼いて宗旨替え                前途洋洋 まあだ百歳にゃ20年

   面憎さ 隣の店で買うとらす                      良か塩梅 今、乾杯ばしたところ

   初夢 見たばってんがきゃあ忘れ                  良か塩梅 裸踊りの始まった

   

   歳が歳 高っかとこには上がんなよ                 良か塩梅 本渡まで便させちくれ

   歳が歳 次の青で渡ろわい                      もだえんか エンジン掛けて待っとっと   

                            

 

平成14年

  しよんなか 出来ちゃったなら祝儀しゅう             雑煮 餅は小さく切ってある

  しよんなか 出来の悪かた俺似たい                雑煮 作る妻あり古希の春

  厄払い とうに2倍は越しました                   かこつけて 昔の傷も洗い出し

  お見事 暇とお金の入っとるぞ                   かこつけて 自分な逃げてはってえた

  頭痛鉢巻 妹は行かず姉は後家                  のさんなあ 嘘の裏には金がある

  したたかさ まあだ議員は止めとらん               良か幸い こんまま揺れてうっちょこう

 

  まこてえェ どこまで嘘で固めると                 鍵掛けて 良か現象の出来おろう

  なんてさな お姑さんな地獄耳                   どぶ掃除 蓋ン重してどもならん

  合併して アカネすっとはどこだろう                隣組 土産はいつもお漬物

  賑おうて どれが生徒か先生か                  せからしか そるが後から役に立つ

  注連飾り ここはサンタが下がっとる               年賀状 今年は3枚欠けておる

  遊び半分 ネットで罪なことをする                 年賀状 年々数の減ってくる

  遊び半分 相手はその気なっとるぞ                年賀状 年に一度の自己主張

 

平成15年

  苦労話 節くれだった手が証拠                極楽極楽 天気のせいで寝正月

  苦労話 囲炉裏端が似合うとる                極楽極楽 孫のあんまがいっち良か

  苦労話 一杯呑むと限りなし                  じらっけんなか 時化の海に漕ぎ出ァて

  良か似合ァ 肝いりどんの出番たい              じらっけんなか ここは追い越し禁止ばい

  一遍どみゃァ 買うてみようか宝くじ              卒業式 親子どっちのもんだろか

  

  開き直り 見合いの席も慣れたもん             年度末 どこもかしこも道普請

  眠りかぶり 降りるところは過ぎとった            年度末 首ば洗うて待っとかな

  どうしたもんか 妹が先に嫁るちゅう             そるが悩み 新一年の名前書き

  花盛り 新人さんな席取りに                 どぎゃんもこぎゃんも もうこれ以上

                                                    脱がれんぞ

  ご老体 まだまだ子ども作るぞう                決定打 車に惚れて嫁らした

  夏休み 孫からマウス押っ取られ               さっしゃって 違反ばいたと戻さした

  あらっ あれはワタシの彼女じゃが              別れ際 彼女の電話聞き出ァた

 

平成16年

   しなさんな 元の木阿弥してしもた                 道一杯ァ 新入生の弾む声

   あん人ん 何時になったら戻さすか                苦し紛れ つくらおうでち汗きゃあた

   あん人ん とうとう嫁貰わした                    春・春・春 どこの瀬戸合(セドヤ)もニャンゴロウ

   年金が 我が家の家計支えとる                   免許証 まあだ返納されんばな

   年金が 孫の懐肥やしよる                      免許証 落ち葉マークの付け所

   人間ドック 頭をよぎる不摂生                     すかんねえ 北北東に曲がったぞ(台風)

   腹八分 とんでもなかぞ二段腹                     とっ替えひっ替え 媽の身支度待ち長さ

   腹八分 そっで白寿に届かした                    踏んだり蹴ったり 飲酒二回で免職だ

   忙しさ 天牛会もご無沙汰で

                                             

平成17年

  新年早々 新品靴でフン付けた             入りきらん 粟島さんなうう笑ァ

  新年早々 隣の養子がまださす             ねんぞっか お前の席はずっと下

  新年早々 おれおれ詐欺に引っかかり          お手のもん どうら小刀貸してみろ

  駆けずり回り 頭出しとる膝小僧            お手のもん 空に舞う舞う竹とんぼ

  ふん! 飲み屋んママのどこが良か           せっこうで 太かボタンの掛け違い

 

  ふん! バーのマダムと暮らすたい           嘘ばっかり 議員資格の一つです

  先走って 手の内までもしゃべっとる          見栄張って ピアノと車替えらした 

  ちょうどピッタリ 入学式に桜咲く           見栄張って 入学式ァ花盛り

  出来の悪さ こりゃ偽札てすぐ分かる          町おこし 何か奇跡は起きんどか

  出来の悪さ 混じり気無しのアヒルさん         船着場 ハイヤ祭りで生き返り

  

  味喰ろて 叩かれたっちゃ逃げん猫           老人会 旅行・球打ち元気良さ

  ひょっとして 太うか鯛じゃなかろうか         誘われて マイク離さん音痴殿

  大丈夫 叩いた胸の薄かこつ              我慢して トイレ駐車で駆け込ます

  大丈夫 最後は親の脛があっる             そろおっと 初孫抱いて頬ずりし

  再発見 浴衣姿に惚れ直し               そろおっと 孫の寝顔に触れてみる

 

  再発見 祖父にも出来たメルの友             そろおっと 寝床に向かう午前様   

   花火 今さよならのホームラン                       そして直ぐ 先生たちは選挙区へ

   成人式 浴衣姿も地に付いた                        そして直ぐ 真っ赤にならす下戸の友

   どおすいな 待ってくれんな一ヶ月                     いち早く サイレン鳴らしパトが行く

  夏祭り 嫁も姑も一つの輪                          いち早く うわさの主に届いとる

  夏祭り 太鼓が急かす子の着付け                     仲間割れ 政治の世界やおいかん

  丁度良か 誂えもんのごたる服                       仲間割れ 店に行くにも回り道

  丁度良か お下がり物んちゃ思われん                   まいっとき 退院するまで堪えとこ

  丁度良か 甥もばついち子はおらん                    まいっとき 辛抱すれば陽も当たる

  見限って 年賀状も来んだった                       まいっとき ススキ抜けたら頂上ぞ